KibelaAIを活用しSlack上の特定のスレッドに絵文字をつけることで、スレッド内の会話を要約しKibelaに記事を作成します。これにより、Slack内での会話を簡単にまとめ、Kibela上にナレッジとして集約できます。
本機能は「Zapier」を活用します。
※ 本機能の設定についてサポートが必要な場合にはこちらのフォームより申し込みください。担当者とご一緒に設定させていただきます。
設定方法
設定にはするには大きく三つの手順を実施する必要があります。
- SlackAppの用意
- Slackにテストデータを用意
- Zapierのトリガー設定
SlackAppの用意
Slack Appsの一覧画面に遷移し、[Create New App]を選択します。
[From scratch]を選択します。
[App Name]には任意のAppの名前を入力し、[Pick a workspace to develop your app in]にはSlack Appをインストールしたいworkspaceを選択し、[Create App]を押下します。
[Features] → [OAuth & Permissions] を選択します。
[Scopes] → [Bot Token Scopes]にある[Add an OAuth Scope]を選択し、[channels:history]、[channels:join]、[channels:read]、[chat:write]の権限を付与します。
[OAuth Token]にある[Install to xxxx]を押下します。
※ xxxxにはインストール先のワークスペース名が表示されます。
[許可する]を押下します。
[OAuth Tokens]に[Bot User OAuth Token]が表示されるので、これを控えておきます。
Slackにテストデータを用意
後述する動作確認のためにテスト用の書き込みをします。次のように書き込み、トリガーとなる絵文字でリアクションしておきます。
Zapierの設定
※ Zapierの設定についてサポートが必要な場合にはこちらのフォームより申し込みください。
Zapierのアカウントを作成します。(アカウント作成方法はこちら)
下記「Kibelaからの招待URL」を押下します。
次の画面が表示されますので、[Accept Invite & Build a Zap]を押下します。
Zapを作成します。[Create]を選択します。
[Trigger]を選択します。トリガーが引き金となりアクションが発生します。
[Slack]と検索し、選択します。[Trigger event]で[New Reaction Added]を選択します。
[Select an account]を選択し、利用したいワークスペースを選択、[Continue]を押下します。
[Reaction]に要約のトリガーとなる絵文字を選択し、[Continue]を押下します。
Reactionが付けられたメッセージの一覧が表示されます。「SlackAppをグループに招待」の項目で作成したテストデータを選択し、[Continue with selected record]を押下します。
Actionの設定をします。[Kibela]と検索し、選択します。
[Action event]に[Create or update threads summary] を選択します。
[Account]の[Sign in]を選択します。
Kibelaのチームのドメイン(https://***.kibe.la/の「***」部分)とAPIのアクセストークンを取得して入力します。(アクセストークンの取得方法はこちら)
Slack Bot TokenはSlackAppのBot User OAuth Tokenを入力してください
[Account]を選択したら[Continue]を選択します。
Kibelaに作成される記事の条件を設定します。次のように設定します。
- URL → Message Permalink ※
- Slack Channel ID → Message Channel ID ※
- Slack Thread Timestamp → Message Thread Ts ※
- Publisher's Email → User Profile Email ※
※ 入力欄横にある+ボタンから選択してください。
入力したら[Continue]を押下します。
[Test step]を押下し、emailに紐づくKibela上のユーザーに記事が下書きの状態で保存されていることを確認します。
テストが成功したら画面右上にある[Publish]を押下します。
設定は以上で完了です。
Slack上で指定した絵文字でReactionするとスレッドの内容が要約した記事が作成されます。
※ Zapierの設定についてサポートが必要な場合にはこちらのフォームより申し込みください。
留意点
- Privateチャンネルに対する書き込みは要約できません。
- この機能はスタンダードプラン及びエンタープライズプランでのみご利用いただける機能です。
- 新規に作成された要約記事は絵文字のリアクションをした人に紐付き下書き状態で保存されます。記事の中身を確認し手動で公開してください。
- 要約記事の作成には次の条件を満たす必要があります。
- Reactionをしたユーザーに紐づくアカウントがKibela上にあること。
- SlackのProfileに保存されているメールアドレスとKibelaのアカウントに紐づくメールアドレスが一致していること
- 絵文字のリアクションを繰り返し同じスレッドすることで、記事を更新できます。
本機能の設定についてサポートが必要な場合にはこちらのフォームより申し込みください。
担当者とご一緒に設定させていただきます。